精神障害者向けの職場定着支援アプリを作成しました

 こんにちは、てくてく会に参加させていただいております田村です。私はプログラミングが趣味なのですが、来年度に障害者として就活すること考えており、このたび一念発起して就労支援アプリを作成しました。現在はテストリリースの段階ですが、もしご興味があればアプリのテストも兼ねてぜひ使って頂けると幸いです。それから、どうやら私は文章を書くと随分偉そうな文体になってしまうようです。鼻につくかもしれませんがご容赦ください。

アプリは下記リンクからダウンロードできます。

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1. 作成の経緯

 このアプリは、起床・就寝・出社といった日々の記録をつけることで、自身の日々の体調管理に役立てたり、職場の上司や支援者よりわかりやすく当事者の状態を理解できるようにすることを目的としています。

私の例で言いうと、生活リズムの乱れや薬の飲み忘れが著しいのですが、睡眠時間をグラフ化したり、服薬をアラームでおしらせしたりすることで、自己管理の一環として活用することができるかと思います。また、そういった記録は支援者が当事者を支援する場面でも役立ちます。実際に私の通っているデイケアの記録が下の写真です。*1

 

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 一度も働いたことがない僕が言うのも何ですが、就労の場面でも、こういった記録は役に立つと思います。このサイトは、 NPO法人地域精神保健福祉機構が運営している労務管理システムです。このシステムは先日のクラウドファンディングで400万円近くを集め、メディアに取り上げられるなど、こういった精神障害者の定着支援ツールはにわかにニーズが高まっていると言えます。*2

 

2. 現在の機能

 しかし残念なことにSPISにはアプリ版がなく、かつ有料なので、よしアプリを作ろうと思い立ったわけです。

 現在の機能としては、起床・就寝・出社といった時刻を伴うタイプの記録と、飲酒や症状の有無などの簡単な記録、コメントなどを記録できます。これらの記録は週単位でグラフや表にしてまとめて振り返ることができます。今のところ機能としてはこれだけで、まだまだ貧弱です・・・

 

3. 将来の開発予定

 今のところ考えている開発予定は以下のような感じです。

  • 気分や疲れ具合など、数値で表せられるタイプの記録の実装とグラフ化
  • 服薬アラームの実装
  • 出社日の記録だけを抜き出して一覧にするなどのソート機能の実装
  • 初回起動時に操作説明を行う
  • webからも記録/閲覧できるようにする
  • パスワードでユーザ管理を行い、支援者や上司が当事者の記録をまとめて見れるようにする
  • 配慮事項や逆に当事者が会社側に約束できることなどを共有するノート的な画面をつくる
  • NFC端末やGPSで当事者の勤怠を自動的に管理し、欠勤を感知したら当事者に連絡がいくようにする
  • ユーザ同士で出勤や外出などの記録に「いいね」がつけられるようにし、就労へのモチベーションアップにつなげる

 (終わる気がしない...)

 

4. こんな感じです

1.  日々の記録をする画面

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2. 記録を振り返る画面

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3. 出勤日などの簡単なスケジュールを記録できる画面

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5. 使い方

 大変申し訳ありませんが、使い方を説明する機能をまだ実装していません。てくてく会に使い方を説明するメモ的なものを置いてもらおうと思うので、もしよろしかったら読んでみてください。

 その他、直してほしいところやあったらいいなと思う機能など、何でもよいのでご意見などありましたら以下までご連絡ください。よろしくお願い致します。

hiroyuktamuraあっとgmail.com

*1:この記事を読んでいるデイケアのスタッフさん、無許可で載せてごめんなさい...

*2:他には、障害者の人材派遣を行っているリクルートアビリティスタッフィングが広告宣伝を兼ねて運営しているうつレコなど、こういった健康管理系のアプリは既に多く出回っています。

うつレコ|うつ病の人のための行動記録ツール

また、川崎市では障害者雇用を行う事業者向けに、K-STEPという体調記録シートを提供しています。市のアンケートから、事業者が離職率を下げるためシートを活用していることがわかります。

川崎市:障害のある方の「働くしあわせ」の実現を目指すK-STEPプロジェクト